霧の向こうに見える石造りの城の遠景

Fable 004 / 眠れる森の美女

百年の棘

針に触れた日、城は眠りについた。茨が壁を覆うまで、百年。

そして、百年が過ぎた。
眠りについてから0年
スクロールで時間が進む

01 / 規則

茨は、
ひとつの規則で伸びる。

一本の枝を、枝分かれした枝に置き換える。これを3回くり返すと、512本の枝になる。

axiomF ruleF → FF+[+F−F−F]−[−F+F+F] angle22.5° ± 6° depth3 → 512 segments

02 / 眠り

城の中では、
誰も歳をとらない。

料理人は鍋の前で、鳩は屋根の上で止まったまま。
外では茨だけが伸びる。

03 / 百年目

百年目の朝、
棘は花になった。

茨がほどけて、城の壁が見える。

もう一度、最初から読む。